スチームコンベクションオーブンとは? vol.2〜ホテルパン編〜

vol.1に引き続き、今回はスチームコンベクションオーブン(以後、スチコン)での調理に⽋かせないホテルパンについてご紹介します!


≪目次≫
① スチコン調理で使う道具とは?
② ホテルパンの深さと大きさ
③ ホテルパンの材質
④ 特殊形状のホテルパン
⑤ スチコン調理のメリット
⑥ まとめ

スチコン調理で使う道具とは?

スチコンではホテルパンという⾦属の器具を使用し調理を行います。ホテルパンにはさまざまな⼤きさ‧深さがあり、⾷数や調理するものに合わせて使い分けします。

ホテルパンの深さと大きさ

ホテルパンの深さは何種類かありますが、主に使うのは深さ25mm、65mmのホテルパン! それぞれに⽳あき、⽳なしタイプがあります。「⽳あきホテルパン」は主に蒸し調理に使います。蒸気がきちんと全体に⾏き渡るようにするためです。その他の料理は⽳のあいていないホテルパンを使用します。

⼤きさは1/1サイズを基準に1/12〜2/1サイズまであり、⾷数や料理に合わせて使い分けを行います!メーカーによる⼤きさの差はなく、『ガストロノーム規格』という規格に合わせて作られています。

ホテルパンの素材

ホテルパンにはアルミ、ステンレス、エナメルなどさまざまな素材があり、素材によって熱伝導や扱いやすさが異なります!

◎アルミ:軽くて熱伝導が良いのが特徴。
◎ステンレス:丈夫な素材のため多くの⼤量調理現場に採⽤されています。
◎エナメル:鉄にホーローコーティングを施したもので、⾮常に重たいので扱いは難しいですが熱伝導が良く焼物調理に向いています。

他にもテフロンコーティングしたものもあります。通常、焼物をする際はくっつき防⽌にクッキングシートを敷いて調理しますが、テフロンコーティング付きなのでクッキングシートなしで調理することができますよ!

特殊形状のホテルパン

ホテルパンには、調理の幅が広がる特殊形状があります。 波型ホテルパンは凸凹があり、焼き物や揚げ焼きをした際に油が落ちるため、べちゃっとしないのが特徴です。
⽬⽟焼きを作るときはくぼみのあるエッグパンが便利♪1回で何枚もの⽬⽟焼きを作ることができますよ。他にも1⼈分の親⼦煮を同時に何個も作れる親⼦パンなどもあります。

スチコン調理のメリット

スチコン調理のメリットは、多種多様な加熱調理でさまざまな料理を作ることができるのはもちろんですが、他にもメリットがたくさんあります♪

スチコン調理では食材をお湯で茹でないため、栄養素の流出を抑えることができます。また、⾊味も良く味も濃いのが特徴!加熱中や加熱後にほとんど⾷材を触らないので、⾷材の煮崩れ防⽌にもなります。
また、揚げ焼きは少ない油で調理をするためカロリーオフにも繋がります!

まとめ

1台でさまざまな調理ができ、蒸気の調整によって現場に合わせた仕上がりにできるスチコン。⼤量調理での悩みの種である煮崩れを防⽌することができたり、釜調理に⽐べると栄養素の流出を防ぐことができるなどメリットがたくさんあります!

AIHOではスチコンを自社開発しており、“コンビオーブン”という製品名で販売しております!AIHOのコンビオーブンは、電気式・ガス式があり、仕様サイズもさまざま揃えています。省⼈化にも向いている機械で、調理中に⼈が立ち会わなくても良いのはもちろんですが、まだまだ便利機能があります。それはまた別の記事でご紹介させていただきますのでお楽しみに♪

AIHOのテストキッチン美厨(ミクリ)ではAIHOのスチコン“コンビオーブン”を実際に体感いただけます!ぜひお気軽にお問い合わせください。

このコラムは 管理栄養士 よしだ が担当しました!
個人的には波型ホテルパンが好きです。またエッグパンを活用するためにいくつか試してみましたが、パンケーキやミニチヂミなんかもおすすめです!ホテルパンは調理するための道具ですが、”型”としても活用してみてくださいね(^_^)