学校給食
古賀市学校給食センター 様
福岡市のベッドタウンとして発展する福岡県古賀市には、小学校8校、中学校が3校あり、古賀市学校給食センター様が全校に給食を届けています。現在の施設が完成したのは1998年。洗浄室に当時では珍しいロボットを組み入れた洗浄システムを導入して稼働を続けて来ました。しかし、設備の老朽化は否めず、不具合が多発。不具合箇所の部品調達も難しく2024年度を初年度とする3カ年計画で設備を全面刷新する事を決定。中核設備となる洗浄システムは、第2期工事として2025年に完成し、8月から稼働を開始しました。
最新の洗浄システムを導入

午後1時40分。学校から使用済みの食器類を回収したトラックがセンターに戻り、コンテナが次々に洗浄室へ運び込まれて洗浄が始まります。1日約5,600食分を調理している同センターでは、例えば週3回ある米飯給食の日には回収される椀だけで約1万3千個に及びます。洗浄には、食器(椀、皿)、トレイ・小物(はし、スプーン、お玉ほか)など、洗浄物の種類に合わせてそれぞれ専用の洗浄機を導入して徹底した洗浄と自動化をはかっています。また、洗浄システム内に駆動コンベヤやロボットを組み込む事で、作業の効率化と同時に時間短縮を実現しています。

食器洗浄機(重ねた食器を1枚ずつ送り出して洗浄)

トレー・小物洗浄機(トレー・小物をカゴごと洗浄)
駆動コンベヤや収納ロボットで食器洗浄ラインを形成して自動化
洗浄システムの中でもメインとなるのが椀や皿を洗う食器洗浄ライン。省スペース化をはかるため投入口はコンベヤ1レーンとし、各浸漬機の手前で食器カゴ側面に装着したカラープレート(赤が椀、青が皿)を色識別してそれぞれのレーンに振り分け。振り分けられた食器は温水と洗剤の入った浸漬機に漬けられた状態で移動しながら汚れが落ちやすい状態に。浸漬機から排出された椀と皿は、作業員がカゴから取り出して重なったまま食器供給装置へ。供給装置から食器が1枚づつ洗浄機へ送られてキレイに洗浄されます。洗浄された食器は排出口の整理装置で設定数を自動的に積み重ね。アームロボットが取り出して食器カゴへ収納します。カゴへ収納された食器は駆動コンベヤで消毒保管機まで運搬して保管。翌朝までに乾燥・消毒を行い翌日の使用に備えます。

食器振り分け装置(プレートの色を識別して振り分け)

食器浸漬機(お湯と洗剤の槽を移動しながら浸漬)

食器洗浄機(食器を重ねたまま供給装置へセット)

食器収納アームロボット(食器をカゴへ無人で収納)
5,600食分の食器を短時間で効率よく洗浄
老朽化が進んで設備のトラブルが頻繁に発生し、洗浄作業の長時間化が避けられなかった旧設備。今回、最新の洗浄システムに更新した事で1皿少ないパン給食の日なら午後3時、1皿多い米飯給食の日でも3時半には全ての洗浄作業が終了し、所要時間は2時間を切るようになりました。また、5,600食の施設で従来の洗浄システムを導入した場合、約26人の作業人員が必要ですが、食器収納ロボットや駆動コンベヤで自動化された今回の洗浄システムを導入する事で、約20人にまで作業人員を削減し、省人・省力化を実現することができます。

洗浄室全景

施設外観
[ 取材日] 2025年12月
今回は、洗浄システムの老朽化に伴う改修の事例をご紹介させて頂きました。お客様からは「午前中の調理から休憩を挟んで疲労が溜まる午後から洗浄を行うため、衛生面や安全を担保する上でも作業時間の短縮は新設備導入の大きな目的だった。結果的に2時間程度で洗浄作業が終了できるようになり十分な手応えを感じている。」と新システムによる効果を実感された嬉しいお言葉を頂きました。 AIHOでは、新規施設の立ち上げから既存施設の改修、入れ替え、作業のシステム化やロボット活用による省人・省力化など、大量調理における様々なご要望を皆様と一緒に実現してまいります。施設ご検討の際は、是非AIHOまでお声がけください。
名 称:古賀市学校給食センター
所在地:〒811-3121 福岡県古賀市筵内564-22