炊飯
全国農協食品株式会社 関東工場 様
生活協同組合、航空会社などの冷凍米飯や冷凍グラタンなどを製造している「全国農協食品株式会社 関東工場」様。「自然の恵みを大切に、健やかで心豊かな食生活に貢献」を軸に、地元産を中心に仕入れたお米を使った高品質な商品を生産しています。今回は、こちらの工場の食品事業本部の皆さまにインタビューを行いました。
40年のお付き合い。
ライスフレンド エコを導入し、省エネ・省人化。

ライスバーガーのごはんを炊飯

ライスフレンド エコの全自動炊飯システム
― 当社の炊飯システムを導入したきっかけを教えてください。
AIHOさんとの出会いは、1984年に兵庫県の関西工場にて、連続炊飯機“ライスフレンド”を導入したのがきっかけです。2000年に栃木県真岡市に工場を移転した際も、冷凍チャーハン製造のために炊飯システムを2ライン導入しました。その後も炊飯システムを追加導入し、2023年には需要が高まっているライスバーガー、焼きおにぎりの製造ラインを自動化する目的で、連続炊飯機“ライスフレンド エコ”の全自動炊飯システムを導入しました。
― ライスフレンド エコを導入して良かった点を教えてください。
ライスフレンド エコを導入する際「生産量40%アップ」を目標に、ライスバーガーラインの具材投入とパテをサンドする工程以外、精米の切り出しから梱包まで全て自動化になりました。
作業効率や省人化にもつながり、目標値に近づいています。以前は、炊飯釜を手で洗ったり、持ち上げたりと労力がかかりました。全自動炊飯システムに更新したことで、ほとんどが自動化できているのが嬉しいです。
また、ライスフレンド エコは、通常よりもガスの消費量が少なく二酸化炭素の排出量を低減するのが特徴ということで、燃料の使用量がグッと減り、コストダウンにつながりました。




課題解決のこだわりと、リモートメンテナンス。
[左側]製造二課 課長 小泉清二様 [中央]工場長 植木浩一様 [右側]製造一課 課長 石川盛也様
―課題解決のために実施したことやこだわった点を教えてください。
衛生面や安全面には特にこだわっており、常にメンテナンスしやすく、綺麗に見える&保つことができるシステムを、とAIHOさんにお願いをしました。そこで、汚れが溜まりやすいコンベヤに専用カバーを取り付けていただき、清掃性と安全性も向上しました。
変わらぬ美味しさを守り続けるというのが私たちの使命。設備を入れ替える際には、お米の水や食感などのバランスを幾度と調整し、以前と変わらない味わいを保つよう努力しました。
― 弊社との関わりでお役に立てたことなどがあれば教えてください。
急なトラブルがあったら、AIHOさんで遠隔(リモートメンテナンス)で機械を見てもらうことができます。
私たちでは分からないような機械トラブルなどが発生した場合も、離れた場所からでも同じ画面を見ながらアドバイスしてくれたり、リモート操作してくれるのがとても助かっています。
製品導入後のアフターサポートも充実しており、迅速対応していただけるのが嬉しいです。
次世代へ繋ぐために、炊飯システムの進化にも期待。
―今後の展望を教えてください。
今後の課題は、導入した生産ラインをどのように維持・継続していくかが課題になります。
それと同時に、暑い時期が続いたり急な天災などで、お米の生産や品質を保つのが難しくなる可能性もあります。この先20年後、30年後の未来、どのようにお米を作り続けるのか、省人化は?作業効率は?など今から考えていく必要があります。機械は日々進化しています。今後若い方々がこの工場を背負っていくので、次世代のために今自分たちができることを常に考えながら、新しい取り組みにも挑戦し続けていきたいです。


[ 取材日] 2024年8月
「ライスフレンド エコは、最新機種でありながら、昔ながらの羽釜形状と、かまど炊きを再現した燃焼構造が特徴です。“ドットバーナ®”による、強制燃焼の効果でガス消費量を大幅に削減し、二酸化炭素の排出量低減にも貢献します。そして「炊く・蒸す・焼く」の工程での絶妙な火加減が可能で、高品質な炊き上がりを安定的に実現します。ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
名 称:全国農協食品株式会社 関東工場
所在地:〒321-4345 栃木県真岡市寺内652-1