業務用厨房機器のご紹介。Feature01:連続炊飯機

こんにちは。

今日は業務用厨房機器製品の特集記事を更新いたします!!

業務用厨房機器はBtoB(ビジネスtoビジネス)産業と言われ、同じ厨房機器でも家電量販店などのお店の店頭に並ぶ事はなく、普段の生活の中ではお目にかかることも、触れる事も少ない製品がほとんどです。

専門性が強い業界だけに、テレビCMや派手なプロモーションを行ったり、広くPRすることもあまりありません。

しかしっ、世間への露出は少ないですが、実は皆さまの日常の生活と深く関わっている事を知っていただきたいっ、と願っていますのでアイホーブログで業務用厨房機器の紹介をさせていただく事にしました。

Feature01:連続炊飯機

特集第1回目は「連続炊飯機」についてです。

連続炊飯機とは名前の通り、お米を炊く機械なのですが、ご家庭にある炊飯器とは違い、非常に大きなお釜(5升=約70人分)で、連続的にご飯を炊く装置のことです。

この説明だけで、どんな機械なのかイメージが湧くでしょうか?

上の写真がその連続炊飯機といわれる製品なのですが、、、
大きさは?構造は?どのように使うの?、、、謎は深まるばかりかと思います。

まずは大きさですが、様々なラインナップのある中、小さいモノで、軽自動車1台ほどの大きさがあります。小さくないですね(笑)

さらに最大のモノになりますと、大型トレーラー(全長で15m)ほどの大きさになります。目の当たりにするとすごい迫力ですよ。

炊飯「機」という字も「器」ではなく、機械の「機」で表記しているのにも納得して頂けるかと思います。

続いては、連続炊飯機の構造です。

連続炊飯機の構造

簡単にご説明しますと、ご家庭用の炊飯器は、お釜をセット(固定)して、加熱(炊飯)しますが、連続炊飯機は、長い炎のコンベヤ(バーナー)の上に、お釜を移動させながら炊飯していきます。[上図参照]

中は2段構造になっており、下段が炊飯工程、上段が蒸らし工程です。

お米と水の入った炊飯釜は下段を移動しながら加熱(炊飯)され、その後コンベヤで上段に移動します。
ここでご飯が蒸され、炊飯機の出口からお釜が出てきた時には、ホカホカのおいしいご飯 が炊き上がるといった仕組みです。

炊飯機の入口から出口までの工程時間は約55分。
お釜をこの工程に沿って連続的に流すことにより、1時間当たり500食〜8,000食以上のご飯を炊くことが可能になります。

ただし、ご家庭でも同じですが、ご飯を炊く時には最初にお米の量を計り、洗米しなければなりませんし、また、炊き上がったご飯をほぐす必要もあります。
これは業務用も同じで、貯米庫・洗米・浸漬(お米を水に浸す)・炊飯・蒸らし・ほぐし・釜洗浄、といった一連の作業ライン工程をシステム化し、そのシステム全体を称して、「連続炊飯装置」と言います。

もちろん、作業ラインの自動化も図られていて、大型ラインでは全自動運転で稼働している炊飯現場も多数あります。

炊飯ライン
炊飯ラインをシステム構成したフロー図です。(さらに詳しくはこちら。)

さて、ここまで連続炊飯機のしくみを簡単にお話ししましたが、そんなに大きな機械でたくさんのお米を炊いてどーするの??と疑問になると思います。

最後に、連続炊飯機で炊いた、たくさんのご飯がどのように消費されているのかをお話しいたします。

近年、お米の消費量が減少傾向にあるといっても、やはり日本人の主食はお米です。
大勢の人の食事をつくる、社員食堂、学校給食、お弁当屋さんといったところで、連続炊飯機は幅広く活躍しています。

もっと身近なところでは、皆さまがよく利用する、コンビニのおにぎりやお弁当、またスーパーマーケットで販売しているお寿司や、さらには冷凍ピラフや冷凍おにぎり等、これらのごはん商品もみんな連続炊飯機で炊いています。

炊飯機には馴染みがなくても、炊き上がったご飯は身近なモノばかりだということが、ご理解いただけると思います。

そして、農家の方が丹精込めて作ったお米に、息吹を与えて、たくさんの「おいしい」を届けていく、そんな橋渡しの役を弊社の連続炊飯機が担っている思うと、恥ずかしながらも思わずガッツポーズしてしまいます。

アイホーの連続炊飯機

お話しが長くなり、申し訳ありません。
今回の特集で連続炊飯機という製品がどのようにして、皆さまの生活と関わっているのか少しでもご理解して頂ければ嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

カテゴリ > 製品紹介
投稿日時:2012年08月28日15時42分22秒
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